[:ja]感性と論理のはざま。[:]

[:ja]デザインをするとき、
感性重視か?
論理重視か?
と聞かれることがあります。

しいて言えば、論理重視です。

感性だけで完成させる、ということはありません。
感性だけで作ったものであっても、デザインにおいては、論理性が伴う必要があるからです。
つくることだけがデザイナーの仕事ではありません。
教えを説いたり、説明することもデザイナーの大事な仕事であるからです。

とある企業のロゴをつくるとき。
まず最初に、クライアントから様々な情報を手に入れることからはじめます。

  • どんな意図が込められていますか?
  • 今後の展望をどう考えていますか?
  • 会社のカラーはなんですか?
  • あなたが好きな色、嫌いな色はなんですか?
  • あなたの趣味はなんですか?
  • あなたが好きな本、嫌いな本はなんですか?
  • あなたが好きな歴史上の人物は誰ですか?

などなど、ほかにもたくさんありますが、このようなことをインタビューします。

なぜ、そのようなことをするのか。
それは、声を聞いたほうが、ロゴの中に命を宿しやすいからです。

このような取材なしに、デザイナー自身がコンセプトを練り上げ、ロゴとしてつくることもありますが、たったひとつだけでも事前に情報があるとないとではまったく違います。
デザイナーの感性だけではなく、クライアントの感性も加えることができる。
デザインはデザイナー自身のものではなく、クライアントが利益をうむために必要な成果物のひとつでしかない。
故に、デザイナーは、クライアントに、きちんとデザインの論理を伝え、納得を得る必要があると思うのです。

デザインは感性だけでするものではなく、論理重視でするものです。
この業界にいて10年ほど経ちましたが、そう考えるようになったのは、ここ5年くらいのことです。

そのために、日々、さまざまな業界の情報をインプットする必要があるな、と自戒を込めて。

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